退院(入院から24日目)

ついに退院である。クソ不味い朝食は薬飲むのに少しだけ口にして、あとはとにかく荷造り。片っ端からTimbuk2のダッフルに詰め込んで、8:30を待ってスタッフステーションへ。会計のために総合受付に行くが、散々待たされたあげくリハビリが終わってから会計するように言われてダッフルバッグを担いでリハビリ室へ行く。そもそもリハビリ含めて退院時どうするか聞いてんのに正しい指示が無いのはまったくイケてないなーと思いつつ、退院までの決定プロセスがスタッフからすれば「急すぎるだろボケ」ってのもあるのかもしれない(なんせ前日消灯直前に退院が決まってるわけだけど、流石にぼくでも急なことだとわかる)。

ともかくリハビリへ。作業療法士さんから右腕揉んだり動かしたりしてもらう。自発で右腕はマジで動かすなと散々言われる。理学療法士さんは時間ないから汗かくのはやめておこうってことで、一番の楽しみだったバイクはお預けになった。言語療法士さんのIQテストの残りを片づける。120〜130くらい?になったんだかなんだか。言語野だかが結構よく、暗算は苦手(まさに平均値)な感じらしい。自覚としてもそんなもんかなって気はする。そしてこの手のテストは、そのためのトレーニング積んだら数値は普通に上がりそうな気もする。

終わって会計。7月分は12万弱で、トータル21万前後(高額医療費限度認定証適用済み)。

タクシーを使って自宅まで。4000円くらい。

自宅に着いて、昼飯は冷凍パスタと病院で買っていたカレーパン。美味いが、食いづらい…。味覚もまだ回復しきってないので食ってると不快感もある。

昼飯食ってから昼寝。3時間程度、ガッツリ寝た。やっぱりパーソナルスペースでは大分リラックスできるようだ。

起きてから退院したことをある程度連絡回して、晩飯の買い出し。外が暑いのはもちろん、平衡感覚が薄れているストレスと、利き腕が使えないのもあって買い出しも一苦労だった。

とはいえ自宅で好きな時間に好きに食える自由、いつでも頭が洗える自由を満喫する。

あとはツールのアルプス三連戦二日目を楽しんで、日が変わる。

体や感覚は全然回復してないが、ストレスから開放された感がすごい。何日か過ごしてどうなっていくだろうか。

帰ってきて早速チェックしたヘルメットは血まみれで、クラックもいくつか入っていた。右側頭部にかなりデカいダメージを負ったわけだが、やはりメットも右側頭部にダメージが集中している。改めて被っていなかったら命の心配まで行っていたかもしれないな、という思いを強めた。今回の事故はなんてことないところで起きているだけに、やはりちょっとした移動であってもメットがあるに越したことは無いのだ、という事実。