G8早くも入院

g8を購入から一週間、休日は晴れ間もなくお写ん歩に繰り出そうにも今ひとつだった。ついに晴れの休日、さてバルコニーから外を眺めれば、富士山もよく見える。撮りに行こう!と富士山をひとつふたつ撮ってみる。

ふうん…なんだかくすんだ色合いになるもんだなあ。超望遠だとそんなもんなのかな?それとも暗いレンズだからだろうか。 もう少し寄ってみよう。 f:id:twaba:20181218081503j:plain

うーん全然美しくない。ってか四隅暗くない?ああ、これが周辺光量落ちってやつか。確か絞らないとこうなっちゃうんだっけ。 600mmでf/5.6じゃ望遠端の開放だもんね。 ギュ〜っとしぼってみよう。どれどれ。おっ、良いんじゃないでしょうか。四隅の色落ちが解消されたじゃん。…ん? なにこれ。 f:id:twaba:20181218081518j:plain

ここ、これはセンサーゴミってやつでは?あわわわわわどうしよう。そうだセンサークリーニングってメニューあったよな。それだ。…うん、まるでだめだ。 ネットでググりながらセンサーゴミについて調べてみる。開放で真っ白な壁とか青空を写すとセンサーゴミはよくわかると。なるほど、撮ってみよう。

めっちゃいるよね。 レンズを外してセンサーを見てみると、肉眼で十分に見える白い点が確認出来る。こいつだ。ブロワーで吹いてもまったく微動だにしない。意を決して綿棒に無水エタノールをつけてセンサーにチョイ…おや?こいつ綿棒で触れられる部分より奥まったトコにいるぞ。撮像素子フィルタと撮像素子の間にゴミが入り込んでるってことじゃん!?どひー。買って一週間だよオイオイ。

とりあえずセンサーゴミについてウェブを一通りググってみるも、避けられないこった、気にすんな。レタッチでいけるとか、ミラーレスはゴミ目立たないようになってるとか、いやそんなことはねえとか、中に入り込んだゴミは初期不良で保証対象だとか保証外でボディ代くらいの修理費用だとか色々な話が見当たるが、どれもメーカーによりけりだとか保証期間によりけりとかそんな感じであまりアテにならない。

Lumixの修理相談にTELしてみる。

「やはり購入から一週間も過ぎておりますので、修理対応となります。費用については状態を拝見しないと何とも。販売店に相談してみては?」

だそうな。一週間もという表現が少し気にかかるし、私達はどうしようもないから販売店にオラついてみれば?ってニュアンスも少し無責任に感じる。まあでも、立場からすればそんなもんかもしれない。TEL越しには保証期間だから無償で直すよ!とも言い切れないだろうし。これは話すだけ無駄だったとわかったので、秋葉原Lumix修理工房に持ち込んでみることにした。

到着。そこいらでパナの保証は最悪だとか色々見て不安ではあるけど、相談してみなければ始まらない。 窓口受付の姉さんは終始丁寧なかんじだ。ボディキャップをあけてセンサーゴミを確認すると、

「エンジニアに確認させてみます」

と奥に消えていった。待つこと数分。

「やはり仰る通りフィルターの奥にゴミが入り込んでいますね。クリーニングで除去することはできませんので、センサーそのものの交換修理となってしまいます。」

( ゚д゚)ひえー想定の最悪の結果が返ってきたぞ。ボディ代なみの修理費用とか言い出すんだろうかと戦々恐々だが、姉さんは何の気なしに話を進める。

「現在部品の在庫がございませんので、部品の到着から修理開始となります。それまでお預かりする形になってしまいますが、よろしいですか?」

はいぃ…と修理費用が気になって生返事である。

「2〜3日で修理完了、発送となるかと思います。また、修理にあたってボディに設定された情報などはすべて初期化されてしまいますので、ご了承いただけましたらサインをお願いします」

と修理受付表を書き込んでいく。おおっ!無償対応にチェックマークを入れてくれた!費用がかからないから費用の話をそもそもしなかったのか、良かった〜。というわけで、買って一週間のG8はガッツリ撮りに行く間もなく入院となってしまったのであった。

工房を出る前に、姉さんに

「こんなに簡単にゴミが入り込んでしまうものなんですか?ぼくはまだまともに使い込んですらいないんですけど」

と聞いてみた。その回答は

「ゴミが入り込みにくい処理はされていますが、ゼロとは言い切れませんね。それに、出荷時点で目視不可な隅っこに入り込んでいたゴミが、撮影時の振動でセンサーの真ん中まで降り来てきてしまう…といったこともございます」

とのことだった。なるほど。今回のケースはまさに後者かも知れない。

ボディを購入したら、まずは開放絞りでセンサーゴミの確認はしておいたほうが良さそう、ということがわかったのだった。